漢方内科

西洋医学と漢方医学との違いとは?

日頃、診療で患者さんから、よく耳にすることですが。
“どこの病院でも「検査の結果は異常なしです」と言われたのに、どこか体の調子が悪いのです。今までの検査は、間違っていたのでしょうか。”

結論から申しますと、以前受けられた検査も、患者さんの訴えも当然の事なのです。 
 ただ、諸検査(エックス線・CT・エコー・血液検査等)は、西洋医学の理論を基礎としており、「がん」・「潰瘍」・「感染症」・「炎症」等(医学用語でいう“器質的疾患”)を主な対象としています。    
これのみで、患者さんのすべての訴えや症状の原因を解明できるとは限りません。
多くの患者さんが訴える「どこか体の調子がおかしい・・・」の原因は、かなりの部分、漢方用語で言う『気の流れの異常』(多くは、これに水・血の異常も絡みます。)によります。
強いて、西洋医学用語に、翻訳するならば、機能的疾患でしょう。 かなりの場合、『自律神経失調症』という、診断名がつく場合があり、または 『不定愁訴』という言葉で片付けられているようです。
こういった分野では、漢方医学理論のほうが、診断・病因分析・治療の面できめ細かい対応が可能であると言ってよいと思います。

当クリニックでは、病気の症状によって、西洋医学と漢方医学を併用して診療を行っています。

治療法

  • 漢方薬内服(実際は、製薬メーカーによるエキス剤が大部分です。当方の勧めと患者さんのご理解が得られれば、煎じ薬も出します。)
  • 鍼灸治療(別のページにもあるように、リハビリ治療の一環として行います。近所の鍼灸治療院にご紹介の上、連携治療で行います。)
  • 食養生(いわゆる食事指導ですが、現代栄養学のみならず、漢方理論にのっとった方法にも重点をおいて、ご指導させていただいております。)

保険診療
当院では、原則として漢方治療は保険診療で行っております。漢方エキス剤はもちろん、煎じ薬でもその原料次第ですが、多くの場合は保険診療可能です。鍼灸治療の場合、当院でやる場合はもちろんのこと、鍼灸院紹介のときでも条件付で、保険診療が認められています。

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